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大規模災害時における墓石等の転倒・倒壊の応急対策について

大規模災害時における墓石等の転倒・倒壊の応急対策業務に関する協定書

  令和4年9月28日に一般社団法人日本石材産業協会新潟県支部及び一般社団法人日本石材産業協会と「大規模災害時における墓石等の転倒・倒壊の応急対策業務に関する協定書」を締結しました。 

 この協定は、大規模災害時に墓石の転倒・倒壊が発生したときに、散乱した石材の分別整理、墓域までの通路確保、余震による二次災害防止措置等を迅速かつ円滑に行うこと、その実施にあたり、必要な情報の収集と資器材の確保を行うことを目的にしています。災害直後はまず人の命が優先ですが、少し時間が経過して日常生活を送るようになるときには、心のよりどころであるお墓の復旧が求められます。その際、円滑に復旧できるようにします。

 本協定のきっかけは、2016年4月の熊本地震の際、石材協会など、全国から石材業者が駆けつけたものの、ボランティアの受け入れ態勢を整え、作業を開始するまでに、想定以上の時間を費やしたことです。以降、石材協会は災害時に速やかに支援ができるよう体制を整えておく必要性を自治体や霊苑等に伝える活動を行い、太夫浜霊苑についても協定を締結することになりました。
 また、熊本地震のみならず、東日本大震災、2018年6月の西日本豪雨、9月の北海道胆振東部地震で、墓地も深刻な被害に見舞われる一方、無事の報告等に訪れる墓参客も多く、その安全確保が課題となったことなどを受け、災害協定を締結する運びとなりました。


 墓域の使用者様にはおかれましては、何卒、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

なお、この業務は個々の墓石を復旧するものではありませんので予めご了承願います。